石の台
夏でもひんやりとする玄関の中に入ると
部屋の上がりの前に石の台があります。

金網が付いた戸





この台に手を置き、石の台にひざをついて家の人に話をしたそうです。


時代劇で見た風景のような気がします。
坂田にお話を聞きました
阪急富田駅を南に下ったところに坂田さんのお宅があります。
きつつき編集局長の大谷さんにご紹介いただいて、お宅を訪問させていただくことになりました。
玄関に立って呆然...
入り口が何箇所もあるではないですか?
いったいどこでピンポンしたらいいんでしょう?
坂田邸は江戸時代に建ったお家で、
尋ねてくる人の身分によって入り口が違っていたそうです。

この地域の地主で庄屋だったそうです。

この入り口を
一番身分の高いお客様が
使われたそうです
何も知らない私たちはこの二番目の入り口にあるピンポンを押しました。
坂田さんは一番奥から優しい笑顔で出てきてくださいました。
酒米は荷車で奥の蔵へ運ばれていたそうです。
荷車を引いていた牛をつないでおいた鐶(カン)
が一番奥の柱に残されていました。
私たちが使わせていただいた玄関の格子戸の表側からと内側からの写真です。
光が通るとこんなに美しい...
今は使われていないようですが、
こんな分厚い戸が内側にあります。
鍵もこんな風。
すごいですね。一つ一つが職人技。
お部屋の中に通していただくと、新旧不思議な調和をとりながら、
違和感無く素敵なとても落ち着ける空間でした。坂田さんのセンスが光ります。
天井にむき出しの電気の配線!

昔はみなこうでしたよね。
なつかし〜
簾越しにみえる緑の光と影
漢詩の掛け軸の脇にはお庭で咲いたしゅうかいどうがいけてありました。
夏用のついたてが涼しげ
襖に貼ってある漢詩。
蚊取り線香と団扇。麻のお茶席用の小さい座布団。
このコーナーだけでも絵になります。
私たちに出してくださった冷たーいお煎茶。
甘くて、さっぱりしてて、とてもおいしい。
このお茶の入れ方
庭に降りられるときは
このぞうりを。

民芸店で見つけられたそうです。
こんなに風景にマッチするぞうりも
そうないですよね!
マンションのベランダにだって
合いますよ。と坂田さん。

置いてみようかなぁ...
由緒ある松の切り株が残っています。
ここを立てると、もう戸は動きません!(なるほど〜)
古いかわらには家紋が。

何の御紋なのでしょうか。
わかる方がいらしたらこのホームページの掲示板で教えてください。
手入れの行き届いたお庭。
作りすぎていない感じが、ほっとさせてくれる感じでした。
漢詩人 坂田十松氏へ
坂田 篤さん
富田町誌へ
坂田さんは網戸を入れるのをかたくなにこばんでおられたようですが、お客様に気の毒ということで、つい最近、網戸を作られたそうです。
伺った日はお昼だったのでもちろん網戸は無し。
網戸越しの風は
温度が違うとの事...
とんだみみよりへ
あつ